応力シミュレーションを用いた歯科インプラントのスレッド形状が骨に与える影響評価
歯科インプラント
歯科インプラント治療は永久歯を失った場所に金属製の歯根を埋め込む治療法である。インプラントはフィクスチャーとアバットメント、上部構造の3つの部品で構成されていて、差し歯などの他の治療法に比べて審美性や咀嚼力が高い。
歯科インプラントの概略図[1]
インプラントのスレッドとはフィクスチャーのねじ山のことであり、現在ではV字型スレッド、方形スレッド、バットレススレッド、リバーススレッドなどが用いられている。
インプラントのスレッドの種類
スレッドには大きく分けて3つの意味がある
・骨との接触面積の増加
・初期固定性の増加
・骨への応力伝達の最適化
目的
横断的なスレッド形状の骨への応力影響評価研究は少なく、スレッドの違いによる初期固定性への影響が明らかになっていない。そのため応力解析をすることで最適なスレッド形状を調査する。
スライド
[1]表参道デンタルクリニック
https://www.omotesando-dc.com/column/post-3/